星の王子様
今週のお題「2012年、どんな年だった?」今年の目標は、新しい友達をつくり、違ったことをしてみるという、非常にひくーい目標だった。友達作りがなかなか苦手なんだけれども、思わぬことに、まったくバックグラウンドの違う新しい人と友達になれて、ありが…
youtu.be This is the Christmas gift from me, I'd like to share it with you. Merry Xmas :D Other English title: http://d.hatena.ne.jp/Soraike123/20121224/1356363883映画「星の王子様」から、きつねとのシーン。 きつねと友達になった王子様に別れ…
目を閉じてみて欲しい。その暗闇の中に、何がみえるだろうか?何も見えないって?そこに星の王子さまがすむB-612があるんだ。 「心」っていう望遠鏡を使わないと見えないんだけど。 (http://d.hatena.ne.jp/Soraike123/20121207/1354896338)「大人」はいうだ…
いどのわきには、こわれかかったいしがきがあった。つぎのひのよる、しごとをおえてそのばしょにもどると、ちいさなおうじさまが、いしがきのてっぺんに、すわっているのがみえた。おうじさまが、あしをぶらぶらさせながらこういっているのがきこえた。 「お…
ちいさなおうじさまはいった。「ひとは、とっきゅうれっしゃをつくりながら、なにをさがしているかがわからないんだ。だから、いそいででかけていって、こうふんして、ぐるぐる、ぐるぐるまわってる・・・」 それからまたつけくわえた。 「そんなにむずかし…
さばくでじこにあってから、ようかめのことだった。その、しょうばいにんのはなしをきいていたとき、てもとにあるみずがおしまいになった。 「あぁ!」ぼくはちいさなおうじさまにった。「きみのおもいでばなしは、かわいらしいね。でも、まだひこうきのしゅ…
「こんにちは」ちいさなおうじさまはいった。 「こんにちは」しょうばいにんはいった。このしょうばいにんは、のどのかわきをいやす、くすりをうっていた。いっしゅうかんに、ひとつぶのむだけで、のみものはなにもほしくなくなるのだ。「なにをうっておられ…
「こんにちは」ちいさなおうじさまはいった。 「こんにちは」せんろこうかんしゅはこたえた。 「ここで、なにをなさっているんですか?」おうじさまはたずねた。 「りょこうしゃを、1000にんずつにわけているのさ」せんろこうかんしゅしはいった。「りょ…
キツネがあらわれたのは、ちょうどそのときだった。 「こんにちは」キツネがいった。 「こんにちは」ちいさなおうじさまは、ていねいにいった。でもふりかえっても、なにもみえなかった。 「ぼくは、ここだよ」そのこえはいった。 「りんごのきのしたさ」 「…
それから、すなといわとゆきのあいだを、ずいぶんながらくあるいて、やっとちいさなおうじさまは、みちにでた。みちはぜんぶ、ひとのすむところにつながっている。 「こんにちは」とおうじさまはいった。 いちめんに、バラのはながさいている、にわのまえに…
それから、ちいさなおうじさまは、たかいやまにのぼってみた。それまでは、ひざぐらいのたかさのかざんしか、しらなかった。ひがきえたかざんは、こしかけにつかっていた。「これだけ、たかいやまにのぼれば、ほしぜんたいがみわたせて、ひとが、みんなみえ…
ちいさなおうじさまは、さばくをわたってみたけれど、であえたのは、たったひとつのはなだけだった。3まいのはなびらのある、まったくつつましいはなだった。 「こんにちは」とおうじさまはいった。 「こんにちは」とはなは、こたえた。 「ひとをみかけませ…
そういうわけで、ななつめのほしは、ちきゅうだった。 ちきゅうは、ただのほしじゃなかった!あるひとが、かぞえたところによると、おうさまが111にん(アフリカのおうさまもちゃんとはいってます)、ちりのはかせが7せんにん、ビジネスマンが90まんに…
むっつめのほしは、さっきのほしよりも、じゅうばいもおおきかった。そこには、あついほんをかいている、としとったはかせがすんでいた。 「おやおや!たんけんかがきたぞ!」ちいさなおうじさまがやってくるのをみると、はかせはいった。ちいさなおうじさま…
いつつめのほしは、とてもかわっていた。これまでみてきたなかで、いちばんちいさかった。あかりと、あかりとあかりとうばんで、もういっぱいになっていた。このうちゅうのなかで、だれもいない、いえもなんにもないほしに、なんであかりがあってあかりとう…
よっつめのほしには、ビジネスマンがすんでいた。このおとこはとてもいそがしくて、ちいさなおうじまがきても、あたまをあげようとはしなかった。 「こんにちは」おうじさまはあいさつした。「タバコのひがきえてますよ」 「3たす2は5。5たす7は12。…
つぎのほしは、よっぱらいのほしだった。そこにいたじかんはみじかかったけど、ちいさなおうじさまは、とてもかなしくおもった。 「そこでなにをしているんですか?」 あきビンとあいていないビンのれつをまえに、すわっているよっぱらいに、おうじさまはき…
にばんめのほしには、うぬぼれやがすんでいた。 「ああ!またわたしの、すうはいしゃがやってきた!」 ちいさなおうじさまが、やってくるのがとおくにみえると、うぬぼれやがいった。うぬぼれやにとって、ひとはみんなすうはいしゃだった。 「こんにちは」 …
「すわってもいいですか?」 おうじさまはそっとたずねた。 「すわるようにめいずる」 おうさまはそうこたえて、いくえにもかさなったけがわを、おごそかにひきよせた。 でも、そこでおうじさまはかんがえた。このほしは、とてもちいさい。このおうさまは、…
ちいさなおうじさまは、ちかくにあるほし、325,326,327,328,329そして330にいってみた。あたらしいことを、まなぶためだ。 さいしょにいったほしは、王さまがすんでいた。ゆうがなむらさきのおりものと、しろいけがわにつつまれて、お…
そのほしからたびだつために、ちいさなおうじさまは、わたりどりのむれをつかったんだとおもう。あるあさ、たびだちにそなえて、したくをかんぺきにととのえた。まず、かざんをねんいりにそうじした。もえているかざんは、ふたつあって、あさごはんをあたた…
「わたしは、つまらないクサなんかじゃないわ」はなはかわいらしくこたえた。 「ごめんなさい・・・」 「トラがきてもだいじょうぶ。でも、よるのくうきのつめたさがこたえるの。かぜよけを、たててくださらない?」 「つめたいよるのくうきがこたえるって、…
そのはなは、うぬぼれやさんで、すこしわがままだったから、おうじさまにつらくあたった。 たとえば、あるひ、4ほんのトゲをみせて、おうじさまにいった。 「ツメのあるトラがきたって、へいきよ」 「ぼくのほしには、トラなんかいないよ。それに、トラはつ…
そうしたあるあさ、ひのでといっしょに、ついにすがたをあらわした。ながいあいだ、したくにてまどっていたせいか、あくびをしていった。 「あぁ!まだねむいわ!ごめんなさいね。はなびらがちょっとみだれているわ・・・」 それでも、ちいなおうじさまは、…
しばらくして、このはなのことがもっとわかってきた。ちいさなおうじさまのほしには、つつましやかなはなしか、さかなかった。はなびらはひとえしかなくて、ばしょもとらず、だれのじゃまにもならなかった。あるあさ、くさのなかからすがたをあらわし、よる…
よるになった。ぼくはどうぐをおいた。こんなときに、ハンマーやネジや、のどのかわきや、しぬことでさえも、「じゅうだい」だっていえる?たったひとつのぼくのほし、ちきゅうのうえに、なぐさめてほしいおうじさまがいるんだ。ぼくはおうじさまをだきあげ…
いつかめに、いつものことだけど、またヒツジのおかげで、ちいさなおうじさまのなぞがとけた。 とつぜん、それまでだまっててずっとかんがえこんでいたみたいに、なんのまえぶれもなくきいてきた。 「ヒツジが、『ちいさなき』をたべるんなら、はなもたべる…
あぁ、ちいさなおうじさま!おさないきみのなぞが、すこしずつとけてきた。ながいあいだ、おだやかなゆうひをみるのがたったひとつのたのしみだったんだね。 よっかめのあさ、きみがこういったとき、あたらしいことがわかった。 「ゆうひをみるのがだいすき…
だから、ちいさなおうじさまがはなしてくれたとおりに、そのほしをかいてみた。おせっかいやとみられるのはいやだけど、バオバブがどれだけあぶないか、みんなしらないから。それに、ちいさなほしでまよってしまったら、だれでもみんな、きをつけなければい…
「それが、まいちにやらなきゃいけないことなんだ」 あとでちいさなおうじさまはいった。 「あさ、みじたくをすませると、ほしのせわもちゃんとしなきゃだめなんだ。これがとてもだいじなことでね。バオバブはちいさいうちに、いつもぬいとかないと。はじめ…