夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

映画「華麗なるギャツビー」から、ギャッツビーの過去

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ギャッツビーの過去が明らかになったところで、Youtube から2013年の映画のハイライトを。

トビー・マグワイアの英語がゆっくりで聞き取りやすい。

 

以下は大まかな日本語訳です。

 

 ギャッツビーがデイジーを抱き寄せるだけで十分だったら良かったのに。でも彼にはデイジーも入れた壮大なビジョンがあった。 その夏の終わりのギャッツビーに会った最後の夜に、子供の頃からの夢を話してくれた。

 

 (精神科医に)先生、ギャッツビーの本名は ジェームズ・ギャッツなんだ。彼の両親はノースダコタの貧しい農民だった。でも彼は両親を全く受け入れてはいなかった。想像の中で 自分は神の子であり... 将来の栄光を運命付けられていた。 この運命を追い求めて、16歳のギャッツは遠くへと家出した。

 

 ある日の午後スペリオル湖の沖合で、遭難しそうなヨットを発見した。彼はボートを漕いで船と船長を救出した。船長はアルコール中毒の大富豪ダン・コーディだった。

「ああ、ボートはどこに向かってる?」「浅瀬にぶつかるぞ!浅瀬にぶつかるぞ!」「何しにきた?オールド・スポート?」

 

 これは 彼にとってのチャンスでそれを見事にものにした。

「その時から自分をジェイ・ギャッツビーと呼ぶことに決めたんだ」

 

 彼はそのヨットを危機から救い出し、自分の未来へと出発した。ギャッツビーは技術と野心に支えられて、5年間世界を航海して回った。

「親切だったんだ、ダンはなんでも教えてくれた」 

 紳士としての服装、振る舞い、話し方を。

 

「ギャッツビー  ... ジェイ・ギャッツビー  ...

「船はよく整備されてるだろ?」

 

 ギャッツビーはコーディからの財産相続を期待していた。でもコーディが死んでから、コーディの家族に遺産を騙し取られてしまった。彼には紳士を演じる能力だけが残されていた。そしてまた一文無しに逆戻り。

 

 真夏には ギャッツビー が新聞の一面のニュースになった。 この大金の出所は?ニューヨーク中が知りたがっていた。 デイジーと一緒に ギャッツビーの華やかなパーティーに行ったトムの心にも同じ疑問がわいた。