夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

シドニーがんばれ

なるほど、宮沢賢治は非常に地元の人々に愛されているから、花巻市などには、賢治ゆかりの観光名所がたくさんあるそうだ。シドニーも、シドニーで創作活動を行ったオーストラリアの国民詩人・ヘンリー・ローソンを宣揚して、観光名所にすればいいと思うのだけれど。彼は旧札の10ドル紙幣にのっていた。今は違う人。なんとなく・・・みんなヘンリーを忘れているような・・・墓ぐらいはきっとどこかにあるはずだけど。

オーストラリア出身の女優・ケイト・ブランチェットの講演を去年の末に聞きに行った。シドニーはもともとある観光資源(オペラハウスなど)のみに頼っていたら、着々と投資を進めてきたメルボルンに近い将来負けるのではないかといっていた。ほんと、負けそうな気がする。シドニーがんばれ。