夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

対訳 ベンジャミン・バトンの奇妙な実態 1-2 THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON

これから何が起こったかをお話しするので、 ご自分で判断していただきたい。 ロジャー・バトン一家は、興隆以前のボルチモアにおいて社会的にも経済的にも 誰もが羨やむ地位にあった 。有名な一族の親戚であり、南部連合の大部分を占める 大貴族の一員として…

ベンジャミン・バトン やっぱり英語の冠詞は難しい

前回のブログでは、結局、いつもtheを使ってればいいんじゃない?という感じになってしまいました・・・ そうなんでしょうか?確かにビジネスの場合では、相手と共通の認識を確認しながら話を進めていくので、the でいいのかもしれませんね? 「その商品が・…

ベンジャミン・バトン 英語の冠詞のお勉強

今日は冠詞を見てみましょう。 昔、日本で働いていた頃、英文を書くのにaなのかtheなのか迷っていたら上司が「theにしておけば大体大丈夫」と言ってました。 そういうものかもしれません。でももう少し深く知りたいですよね? さて、対訳 ベンジャミン・バト…

対訳 ベンジャミン・バトンの奇妙な実態 1-1 THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON

1860年のような昔は、自宅で出産するのが望ましいとされていたが、 現在では、神がかり的な医学の進歩が、新生児の産声は病院の麻酔薬の匂いが漂う中で、願わくばおしゃれな病室で発せられるべきだと定めたらしい。若きロジャー・バトン夫妻は、1860年の夏の…

ベンジャミン・バトン 前置詞のお勉強

前置詞って苦手なんですよね。みなさんはいかがですか。 でも、とっても大事で、これが間違っているとせっかくがんばって書いた英語の文章の出来が一気に下がってしまいます。おまけに間違っていることに気づきにくい。。。 ということで、今回は、ベンジャ…

対訳ベンジャミン・バトンの奇妙な実態 前書き 続き THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON

この物語は昨年の夏、コリアーズに掲載されたのだが、シンシナティ市の匿名の崇拝者より驚くべき手紙を頂戴した。 謹啓 「コリアーズ」に掲載されたベンジャミン・バトンの物語を読ませていただきましたが、短編小説家として貴方は面白い奇人として名を馳せ…

対訳 ベンジャミン・バトンの奇妙な実態 前書きTHE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON

皆さんこんにちは。お久しぶりです。 新しい連載を始めたいと思います。何を題材にするか迷いましたが、スコット・F・フィッツジェラルドの作品が大変気に入ったので彼の有名な作品である、The curious case of Benjamin Button にしました。 THE CURIOUS CA…