2012-01-01から1年間の記事一覧
今週のお題「2012年、どんな年だった?」12月31日までにポリアンナを全部翻訳するのが目標でしたが、おかげさまでできました。 思ったよりあまりにも多く、はかどらないのであせりました。苦しかったのは28章でした。 それからは、章の長さが短くなり…
ポリーおば様とトムおじ様へああ、わたしは・・・わたしは、歩けるのよ!今日、ベッドから窓まで歩けました!6歩でした。でも、自分の足で歩けるなんて、なんて気持ちいいんでしょう! お医者様たちはみんな立ってニコニコしていて、看護婦さんたちはそばで…
ポリアンナが天井に映る色とりどりの影が躍るのを見ていたとき、ウォレン先生が病室に入ってきました。そして、その後ろには、背の高い肩幅の広い男性がいたのです。 「チルトン先生!ああ、チルトン先生、お会いできるなんて、ほんとにうれしいわ!」ポリア…
「ジミー・ビーンが奥様に会いたいと来ています」ナンシーが戸口のところでいいました。 「わたしに?」ポリーはただ驚いて聞き返しました。 「ポリアンナに会いに来たんじゃないの?もし、その子が会いたいのなら、今日は、数分だけ会わせてあげてもいいわ…
一日一日と短い冬の日が暮れていきました。でも・・・ポリアンナにとっては短い一日ではありませんでした。少女には、一日がとても長く、時には苦しみにあふれているように感じられました。しかし、このごろは、何があろうとも明るい顔をしようと決めていま…
ジョン・ペンデルトンが二度目に訪れてからほどなくして、ある日の午後、ミリー・スノウがやってきました。ミリー・スノウがハリントン屋敷を訪れるのは初めてのことでした。ポリーが客間にやってきたとき、ミリーは赤くなって、とても恥ずかしそうにしてい…
ミード医師の診断をジョン・ペンデルトンに伝えるのはナンシーの役目になりました。ポリーは、ペンデルトンが訪れた際に、自分のいった事を忘れてはいませんでした。自分が行こうか、それとも手紙を書こうか、悩んでいましたが、どちらもいい考えとは思えま…
専門医のミード先生が初めてやってきたのは、それから一週間ほどたった頃でした。背が高く、肩幅が広く、灰色の優しい目をして、朗らかな笑みを浮かべていました。ポリアンナはすぐに医者が好きになり、こういいました。 「先生は、わたしの先生にそっくりだ…
ジョン・ペンデルトンがハリントン屋敷を訪れた日、ポリーは、専門医の来訪をポリアンナに伝えようと決意を固めていました。 「ポリアンナ、わたしのいい子」優しく呼びかけました。 「ウォレン先生以外に、他のお医者様を呼ぶことに決めました。新しいお医…
今週のお題「2012年、どんな年だった?」今年の目標は、新しい友達をつくり、違ったことをしてみるという、非常にひくーい目標だった。友達作りがなかなか苦手なんだけれども、思わぬことに、まったくバックグラウンドの違う新しい人と友達になれて、ありが…
ポリアンナは翌日もその次の日も学校には行けませんでした。時々、意識を完全に回復すると、矢継ぎ早に質問していましたが、どれだけ日がたっているのかわからなくなっていました。 ポリアンナはうつうつとしたままで、何もわかっていませんでした。やっと一…
スノウ夫人に頼まれて、ポリアンナはある日、チルトン先生のオフィスに、スノウ夫人の薬の名前を聞きに行きました。スノウ夫人はうっかりして忘れてしまったのです。 これまでチルトン先生のオフィスの中を見る機会がなく、これが初めてでした。 「お宅にお…
ポリアンナがジョン・ペンデルトンにジミー・ビーンのことを話した午後、ポール・フォード牧師は、丘に登って、ペンデルトンの森に入るところでした。神のおつくりになった戸外の静けさと自然美の中で、神の子らがつくりだす騒ぎが静まることを祈るためでし…
嵐が近づいてくるかのように、空が急に暗くなってきたので、ジョン・ペンデルトンの家を出たポリアンナは急いで丘を下りました。家まで半分ほどの道のりになったとき、傘を持ったナンシーに会いました。でもそのときには、もう雲は流れていってしまって、す…
日本語http://d.hatena.ne.jp/Soraike123/20121227/1356569985I know that: From the heaven my father and mother are watching over meI know that: In my sorrow, the sun is always beaming at me, The earth never stops its rotation while carrying m…
わたしは知っているの 天国のお父様とお母様が見守ってくださることをわたしは知っているの 悲しいときも太陽が輝いていることを 地球が回っていることを 木々が手をさしのべてくれることを 花がほほえんでくれることを 星がまたたいてくれることをそしてわ…
日曜の朝、ポリアンナはいつものように教会と日曜学校に出かけました。日曜の午後は、ナンシーとよく散歩にでました。ジョン・ペンデルトンのところへは、土曜日の午後に行くようにしていました。でも、日曜学校の帰り道、チルトン先生の馬車が近寄ってきて…
ポリアンナは9月から学校に行き始めました。入学試験で、彼女は年の割りによくできることがわかり、同い年の男の子や女の子と同じクラスになれて、すぐにうれしく思いました。 ポリアンナにとっては、学校はある意味で驚きでした。そして、学校のほうでも、…
八月の暑い日々の中、ポリアンナはペンデルトンの丘にあるお屋敷に度々出かけていきました。でも、訪問したかいがあったとはなかなか思えませんでした。ペンデルトンが、ポリアンナに来て欲しくなかったわけではないのです。彼自身が、しょっちゅう、迎えを…
youtu.be This is the Christmas gift from me, I'd like to share it with you. Merry Xmas :D Other English title: http://d.hatena.ne.jp/Soraike123/20121224/1356363883映画「星の王子様」から、きつねとのシーン。 きつねと友達になった王子様に別れ…
「これは、これは、お嬢さん、今日、またわたしに会いに来ていただけるとは、大変に寛大なことですな」 「あら、ペンデルトンさん。わたしは、来られて本当にうれしいわ。それに、来たくないって思う理由もないわ」 「おや、おや、でも、君がこの間、親切に…
ペンデルトンさんの家を訪ねてから一週間後の雨の日のことでした。お昼過ぎに、ティモシーの馬車に乗って、ポリーは婦人会の会合に出席するために出かけていきました。3時に帰ってきたとき、ポリーのほおはピンクで、髪は、ピンがぬけおちて、湿った風に吹…
このブログにいらしていただきありがとうございます。 子供向けクラシック文学なんて「目のつけどころがおもいっきりシャープ」ではないので、まぁのんびりとと思っていましたが、あっという間にページビューが1000回をこえて感謝にたえません。 シドニーは…
ジョン・ペンデルトンさんのお宅を二回目に訪問したとき、大きな石の邸宅がポリアンナにはとても違って見えました。窓は開け放たれており、年取った女性が、裏庭で洗濯物をほしていました。車寄せには医者の馬車がとまっていました。前回と同じように勝手口…
ジョン・ペンデルトンさんが事故にあった晩、ポリアンナは夕食に少し遅れました。でも、とがめられることはありませんでした。ナンシーが玄関で出迎えてくれました。 「ああ、ああ、あたしが、じっと見はっとかなきゃいけないようじゃ、困るねえ」やっとほっ…
ポリアンナは、礼拝堂を出ると、家のほうに向かって歩いていくのをやめて、ペンデルトンの丘に行くことにしました。大変な一日で、めずらしくお裁縫やお料理のレッスンがない「休日」でしたから、ポリアンナには時間がたっぷりありました。ペンデルトンの森…
今週のお題「クリスマス」初めてシドニーに向かったのは、クリスマス直前だった。「どこの飛行機会社でいくの?」「Axxx」「えっ、オーストラリアなら、カンガルーのマークの飛行機会社でしょ?」「???」「ほんと、ちゃんとそれで行けるの?」「?@#@…
Merry Christmas to everyone! 日本語はこちら http://d.hatena.ne.jp/Soraike123/20121224/1356326149I have seen the most lovely Christmas tree on the way to Sydney many many years ago.That was my first overseas trip and you know, I was really …
今週のお題「クリスマス」ああ、クリスマスだなあと思うのは、シドニータウンホールに見事なデコレーションが輝きだす時だろう。バスの窓からも見える。街はあちらこちらにクリスマスツリーが飾られ、音楽がかかり、家にだってイルミネーションを飾っている…
目を閉じてみて欲しい。その暗闇の中に、何がみえるだろうか?何も見えないって?そこに星の王子さまがすむB-612があるんだ。 「心」っていう望遠鏡を使わないと見えないんだけど。 (http://d.hatena.ne.jp/Soraike123/20121207/1354896338)「大人」はいうだ…