夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

2012-12-20から1日間の記事一覧

ポリアンナ 第7章 ポリアンナと罰

ポリーとポリアンナは、屋敷から半マイルはなれたところにある大きなお店を四、五件回るために、一時半にティモシーが操る馬車に乗りました。ポリアンナに合う新しい洋服を仕立てることは、誰にとってもそれなりに楽しいことでした。火山口の薄いふちをふら…

少女・パレアナ(ポリアンナ)に思うこと

エレノア・ポーターの「少女・パレアナ」(ポリアンナ)の翻訳に挑戦することにした。わりと単純な文章と思ったのだけど、さすが20世紀初頭の作家、よく見れば単語が豊富。 会話が多いので、「言う」という表現に気を使っている。 murmured, announded, tr…

ポリアンナ 第6章 義務って何

着いてはじめての朝、目覚めたときには、7時近くになっていました。窓は南と西を向いていましたので、朝日は見えませんでしたが、窓から澄み切った青空が見えて、その日が晴天だということがわかりました。小さな屋根裏部屋は涼しくなっており、甘くてさわ…