夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

星の王子さま ブログで読める新訳 I-2

ぼくは、ジャングルのたんけんについてじっくりとかんがえてみた。それから、いろエンピツではじめてえをかいた。「ぼくのえ、だいいちごう」。
それがこれです。

ぼくは、けっさくをおとなにみせて、「どう、こわいでしょう」ときいてみた。すると、「こわいって?どうしてボウシがこわいの?」といわれたのだった。
これはボウシのえじゃない。おおヘビがゾウをのみこんでおなかのなかでとかしているところだ。だから、ちがうえをかいた。おおヘビのおなかのなかをかいて、おとなにもはっきりとわかるようにした。おとなにはいつでも、わかるようにおしえてあげなくちゃいけないんだ。