夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

2020-01-13から1日間の記事一覧

グレート・ギャッツビー 対訳 第三章-7

グレート・ギャッツビー 第三章-7 到着するとすぐにホストを探そうとした。だけど、そこにいた数人に主人がどこにいるかを尋ねても、驚いたようにどこにいるのか見当もつかないと完全否定されるだけで、仕方なく男一人でブラブラしていてもなんとか格好がつ…

グレート・ギャッツビー 対訳 第三章-6

グレート・ギャッツビー 第三章-6 オレは正式に招待されていた。コマドリの卵のような青色の制服を着た運転手が、土曜の朝早くオレの庭の芝生を横切って主人からの驚くような正式なカードを持ってやって来た。その晩の「小宴」に出席していただければ大変光…

グレート・ギャッツビー 対訳 第三章-5

グレート・ギャッツビー 第三章-5 突然、ジプシー女がオパール色の衣装をなびかせて、カクテルをひったくり、勢いよく飲み干して景気づけすると、フリスコダンスのように腕を振り回しながらキャンバス生地を張ったステージに一人で上がっていった。一瞬の静…