星の王子さま ブログで読める新訳 V-2
「それが、まいちにやらなきゃいけないことなんだ」
あとでちいさなおうじさまはいった。
「あさ、みじたくをすませると、ほしのせわもちゃんとしなきゃだめなんだ。これがとてもだいじなことでね。バオバブはちいさいうちに、いつもぬいとかないと。はじめはバラの『ちいさなき』と、とてもよくにてるけど、バオバブとわかったらすぐにぬくんだ。てはかかるけど、むずかしくはないよ」
あるひ、おうじさまはいった。こどもたちのこころにのこるようなえをかいてほしいって。
「いつかこどもたちがたびにでるとき、やくにたつから。そのひにしなきゃいけないことを、べつのひにのばしていいときもあるね。でも、バオバブだけは、のばしたらたいへんなことになっちゃう。ぼくのしっているほしには、なまけもののおとこがすんでいてね、ほっといてるあいだに3ぼんもはえてきちゃって・・・」