夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

グレート・ギャッツビー 対訳 第一章-15 オレの新居!

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グレート・ギャッツビー 第一章-15

 同僚は、月80ドルの家賃で風雨にさらされた安普請の平家を見つけてきた。だけどいよいよ引っ越しというところで、そいつがワシントンへ転勤になったので、結局一人で郊外に住むことにした。犬を飼ったけどすぐ逃げ出してしまって、いたのはほんの数日。それから中古のダッジを買って、ベッドを整え朝食を作ってくれるフィンランド人の家政婦を雇った。家政婦は電気コンロの前でフィンランド語の格言を一人でつぶやいていた。

 

Chapter 1-15

He found the house, a weather beaten cardboard bungalow at eighty a month, but at the last minute the firm ordered him to Washington and I went out to the country alone. I had a dog, at least I had him for a few days until he ran away, and an old Dodge and a Finnish woman who made my bed and cooked breakfast and muttered Finnish wisdom to herself over the electric stove.

 

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a weather beaten cardboard bungalowは風雨にさらされてボロボロの木こりのログキャビンという感じらしい。でも映画では結構立派な家だったけど。。。

 

the electric stove は最初電気ストーブかと思ったけど、暑い季節なので、電気コンロにした。オーストリアでもコンロのことをストーブという。逆に日本にある石油ストーブは見たことがない。シドニーは冬でもそれほど寒くないから電気のヒーターが主流。タスマニアに行けば事情は違うんだろうね。