夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

2012-12-31から1日間の記事一覧

2013年がすばらしい年になりますように

今週のお題「2012年、どんな年だった?」12月31日までにポリアンナを全部翻訳するのが目標でしたが、おかげさまでできました。 思ったよりあまりにも多く、はかどらないのであせりました。苦しかったのは28章でした。 それからは、章の長さが短くなり…

少女ポリアンナ 第32章 ポリアンナからの手紙

ポリーおば様とトムおじ様へああ、わたしは・・・わたしは、歩けるのよ!今日、ベッドから窓まで歩けました!6歩でした。でも、自分の足で歩けるなんて、なんて気持ちいいんでしょう! お医者様たちはみんな立ってニコニコしていて、看護婦さんたちはそばで…

ポリアンナ 第31章 新しいおじさん

ポリアンナが天井に映る色とりどりの影が躍るのを見ていたとき、ウォレン先生が病室に入ってきました。そして、その後ろには、背の高い肩幅の広い男性がいたのです。 「チルトン先生!ああ、チルトン先生、お会いできるなんて、ほんとにうれしいわ!」ポリア…

ポリアンナ 第30章 ジミーが作ったきっかけ

「ジミー・ビーンが奥様に会いたいと来ています」ナンシーが戸口のところでいいました。 「わたしに?」ポリーはただ驚いて聞き返しました。 「ポリアンナに会いに来たんじゃないの?もし、その子が会いたいのなら、今日は、数分だけ会わせてあげてもいいわ…

ポリアンナ 第29章 開いた窓から

一日一日と短い冬の日が暮れていきました。でも・・・ポリアンナにとっては短い一日ではありませんでした。少女には、一日がとても長く、時には苦しみにあふれているように感じられました。しかし、このごろは、何があろうとも明るい顔をしようと決めていま…

ポリアンナ 第28章 ゲームとその参加者たち

ジョン・ペンデルトンが二度目に訪れてからほどなくして、ある日の午後、ミリー・スノウがやってきました。ミリー・スノウがハリントン屋敷を訪れるのは初めてのことでした。ポリーが客間にやってきたとき、ミリーは赤くなって、とても恥ずかしそうにしてい…

ポリアンナ 第27章 二人の訪問者

ミード医師の診断をジョン・ペンデルトンに伝えるのはナンシーの役目になりました。ポリーは、ペンデルトンが訪れた際に、自分のいった事を忘れてはいませんでした。自分が行こうか、それとも手紙を書こうか、悩んでいましたが、どちらもいい考えとは思えま…