星の王子さま 新訳をブログで読もう XXVII-2
これは、ぼくにとってせかいでいちばんいとおしくて、かなしいけしきだ。まえにでてきたのとおなじだけど、こころにやきつけてほしくて、もういちどかいた。あのちいさなおうじさまが、すがたをあらわして、きえていったばしょだから。
いつかアフリカのさばくをたびするときのために、よくおぼえておいてほしい。ここにきたら、いそいでとおりすぎたりしないで、ほしのましたにたって、ちょっとまってみて。そうしたら、わらいごえをたてて、きんいろのかみで、しつもんしてもこたえてくれない、ちいさなおとこのこがでてくるかもしれない。それがだれだかわかるよね。
もしあえたら、さびしいぼくをげんきづけてほしい。おうじさまがもどってきたよって、てがみにかいておくってね。