夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

どう訳す? 

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God will not look you over for medals, degrees or diplomas but for scars.

 

どう訳すかな?

 

神とは何かまで考えないといけないのかもだけど、それは置いとく😅

自分はキリスト教信者ではないので、擬人化された神というか、理想の人間像という意味として解釈しておくね。訳語は「神」を使う。

 

Look overなんだけど、look at だとその一瞬の状況を見るって感じなんだけど、over をつけることで「のぞき込む」みたいな動的なニュアンスがつくね。よく見るって感じかな。人を判断するって言う日本語に近いと思う。だけど判断するというと、訳しすぎの感じがするかも。


一昔前の価値観ではあるけれど、英語圏で、どんな人がエライ人と思われてたかがわかる。

medals  国からの称号だね。勲章

degrees 大学からの学位。この場合は学歴にしておこうか。

diplomas アメリカとイギリスで違うニュアンスがあるらしい。私が住んでるオーストラリアではイギリス英語に近い意味で使っているので、資格としておく。

scars 外面の傷なのか内面の傷なのか議論がありそう。

 

神が人を判断するのに見るのは、勲章でも学歴でも資格でもない。傷跡だ。

 

この英文は、こういう風に自分に聞こえる。