夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

「門前の小僧は習わぬ経を読む」って英語ではなんて言う?

シドニーに住んでいるんだけど、英語でメモを書いたり、SNSで言い忘れてたことを上司や同僚に送ることは割とある。

手書きの時はスペルにあんまり自信がないので緊張する。スペルは大事だけど、スマホに慣れると忘れてしまう。そう思ってまじまじと英語の単語を見渡してみると、なかなか難しいよね。スペルを一番覚えてたのは大学受験生の時だったと思う。これはヤバい😂

 

つい先日、最近着任したオランダ人の上司から、「あそこの支店には12時から10時まで行ってくれた?」っていう確認のSNSをもらった。すごく急いでいたみたいで、支店の名前も時間も全然間違っていて、意味がわからなくて一瞬「これは外国語?」と疑った。実際に行ったのは2時から5時で日勤だし、12時から10時に働くことは絶対にないよ😁  でも自分の記憶を総動員して、上司が聞きたいのは先週の火曜日に上司が頼んでいた支店での仕事をやったかってことだから、イヤミかな?と危ぶみながら 「先週の火曜日、2時から5時まで○○支店で働きました」と返信しておいた。この上司はオーストラリアに20年住んでいて、話す英語は若干アクセントがあるもののほぼ完璧なのに、書くとこんなにとっ散らかるんだなとちょっと思った。上司をディスってるんではなくて、これが職場の現実なので、みなさんご安心あれ。

 

英単語のボキャブラリーを伸ばすのにはすごく苦しんで、全然思うように伸びなかった。でも、「門前の小僧習わぬ経を読む」は本当で、シドニーにいて毎日英語に触れていたら、努力しなくても気づいたら増えてた。

 

英語の語彙数は他の言語と比べても格段に多いらしい。

ある時、オーストラリア人の友だちとしゃべっていたら、一人が Why do you have a pensive look today? って言って、もう一人のオーストラリア人が pensive ってどういう意味?って聞き返してた。その時は、「オーストラリア人でも知らない単語があるんだ!」って思ったけど、今思い返してみると、「どういう意味で君は pensive って使ってボクに聞いてんの?」って感じだったんだと思う。

 

オーストラリア人と言っても母方、父方で違う文化背景を持っていることが多くて、言葉の捉え方も微妙に違うのかもしれない。言葉は奥深い。結局、言葉って人間同士が理解するためのツールだと思う。だから、知らない単語があって当然だし、同じ単語でも相手と微妙に使い方が違っても当然。好きなものも、美しいと思うものもみんな違うんだから。英語を学校で習うと、この単語はこういう意味って画一的に習うものだけど、実際はもう少し幅があるような気がする。

 

さて、門前の小僧習わぬ経を読む と似ている英語のことわざは?

調べたところによると。。。

The sparrow near a school sings the primer.

https://youtu.be/iK9lGZh6-Yg

学校の近くにいるスズメは教科書通りに鳴く???

ちょっと表現が現実離れしてない?

 

あと、英文を見ると前置詞の使い方がすごく気になる。

この文はすごく面白くて スズメと教科書には the で school  には a なんだ。

教科書通りに鳴くスズメはなかなかいないだろうから、いたとしたら特別なスズメだから the だよね。でもって、そのスズメがお手本にしている教科書っていうのもスズメにとっては唯一無二のものだから the となるわけか。

 

では、なぜ学校には a がきてるんだろう? 

これは、「スズメがどんな学校の近くに住んでいてもこういう現象が起こる」というわけで普遍性があるから 不定冠詞になっているんだと思う。つまり学校ならどれでもいいってわけ。ある程度普遍性(こういう現象が起きうると多数が同意している) があるからことわざにもなってるわけだし。でも、人間の歌を歌うスズメは聞いたことがないけど😂 

 

ジョブズスピーチの続きは明日アップする予定🤞😝😏