夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

対訳 ベンジャミン・バトンの奇妙な実態 1-7 THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON

なんか医者の様子が腑に落ちないので、焦るバトン氏。彼の質問がおかしい。「三つ子ですか?」

https://www.familytreemagazine.com/photos/the-ring-brothers-triplets-in-the-1850s/

上の記事によると19世紀では三つ子はとても珍しかったそう。

 

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「どうしたんですか?」バトン氏は動揺した。「三つ子ですか?」

「三つ子なんかではありませんよ!」医者は鋭く答えた。「あなたがご自分でご覧になればよろしい。そして別の医者に診てもらいなさい。私はあなたを取り上げて、40年間あなたのご家族の医師を務めてきましたが、もうお別れです。あなたやあなたの親戚には二度と会いたくないですな! さようなら!」

 

“What’s the matter?” demanded Mr. Button appalled. “Triplets?”

“No, not triplets!” answered the doctor cuttingly. “What’s more, you can go and see for yourself. And get another doctor. I brought you into the world, young man, and I’ve been physician to your family for forty years, but I’m through with you! I don’t want to see you or any of your relatives ever again! Good-bye!”