夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

グレート・ギャッツビー 対訳 第一章-10

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グレート・ギャッツビー 第一章-10

 いや、ギャッツビーは結局あのままで良かったんだ。悪いのはギャッツビーを食い物にしてたヤツらだ。ギャッツビーの夢の跡に浮かんだ汚い塵みたいなヤツら。あいつらのせいで、人の一時的な悲しみやはかない喜びにも、当分の間目をそむけたくなってしまった。


Chapter 1-10

No--Gatsby turned out all right at the end; it is what preyed on Gatsby, what foul dust floated in the wake of his dreams that temporarily close out my interest in the abortive sorrows and short-winded elations of men.

 

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It is what preyed on Gatsby の前に、ギャッツビーは悪くないというニュアンスの文章があるので、「悪いのは」という言葉を入れた。

 

多分ニックは軽いウツなんじゃないかと思う。

 

that temporarily close out my interest

 

「一時的に興味を無くした」だけど、もう少し深刻な感じがするので「当分の間目をそむけたくなった」とした。

 

あれ、人を批判しちゃダメなんじゃなかったっけ?

でも確かに現実は厳しいのだ。。。