ギャッツビー のストーリーを年表にまとめてみた
グレート・ギャッツビー の大まかな年表です。
ギャッツビーが一年スペリオル湖周辺にいては計算が合わないし、デイジーの娘がまだ2歳というのもおかしいし、 3歳にすると結婚する前にできていたのかという疑問がわいてしまいます。でも、年表があった方が話がわかりやすいので、訳者の推量もいれながらまとめてみました。
この年表は、EPUB形式でグレート・ギャッツビーの翻訳本を無料ダウンロードしていただけると、電子図書の巻末で縦書きで見られます。下のURLをクリックして、電子図書出版のパブーのサイトに飛んだら、真ん中へんにあるダウンロードのEPUBかPDFをクリックしてくださいね。EPUBは、お手持ちの機種にEPUBリーダーをインストールしてもらわないとみれません。iPhoneの方は既存のiBooksでEPUBが読めますね。PDFはどんな機種でもすぐ見れますが、残念ながら横書きになるようです。。。
作者のフィッツジェラルドは綿密にストーリーを練って伏線が最後にきれいに回収されていきますが、デイジーの髪の色が娘と同じ金髪としておきながら、後には黒髪とするなど、ちょっとクエスチョン❓ それから空気圧マットに寝転がっていたギャッツビー が銃で撃たれたのに、マットが水に沈まなかったという奇跡のようなシーンも。。。いいです、フィッツジェラルド、大好き❤ 人間らしい。
こうして年表をみると、ニックが回想録を書き始めるのが、ギャッツビーが亡くなった32歳というのが、二人の精神的つながりを表していて興味深い。二人ともモデルはいるものの、作者の分身であるという見方もあります。因みに、ニックは9月生まれだけど、作者のフィッツジェラルドも9月生まれ。ニックの生まれた日にちは書いてないけど、作者と同じ日でいいのかな？
デイジーは作者の奥さんを多分に投影してて、デイジーが娘を産んだ時、女の子は可愛いおバカさんがいいと言ったセリフは、作者の妻、ゼルダが娘を出産して本当に言ったものだそう。あと、作者がゼルダに会う前に付き合っていた女性もデイジーに影響してる。ジョーダンも実在した女性プロゴルファーをモデルにしたんだとか。ジョーダンは結構イタイ女性だから、こう書かれるとツライものがあるね。
1875年 ダン・コーディ 百万ドル長者になる
1902年から1907年 ダン・コーディ、ヨットの旅に出る
1906年9月 ギャッツビー 、ホップ・アロング・キャシディの本に基づき修行
ギャッツビー 、16歳で家出してノースダコタ州を離れ、スペリオル湖周辺に一年ほど住む
1907年 ギャッツビー 、ミネソタ州セント・オラフ大学に二週間在学した後、スペリオル湖に戻る
9月頃？ ダン・コーディ、スペリオル湖でギャッツビー (17歳)と出会い雇い入れる
1910年 マートルとジョージ・ウイルソン、結婚
1912年まで コーディ、ギャッツビー と旅を続ける
1912年終わり頃？ コーディ死亡
1914年 第一次世界大戦勃発、ギャッツビー従軍
1915年 ニック、イエール大学卒業後、従軍
1917年10月 デイジー18歳、ジョーダン16歳、ルイビルでギャッツビー(27歳)と出会う
1918年 ジョーダン、トーナメントに出始める
2月 デイジー、婚約及び解消
6月 ギャッツビー 、第三師団、第七歩兵連隊から外れる
6月頃から ギャッツビー 、5ヶ月間、イギリスオックスフォードに滞在
6月 デイジー、トムと結婚し3か月の新婚旅行
8月 トム、ホテルメイドと浮気発覚
11月 第一次世界大戦終結
11月 ギャッツビー 、除隊後ルイビルを訪れる
ギャッツビー 、ウルフシェイムと出会い、彼の元で働き始める
1919年4月 デイジー女児出産
4月頃？ デイジー夫妻、フランスに1年間滞在
1920年4月頃？ デイジー夫妻、フランスから戻りシカゴに移る
1920年から1921の間 トムが浮気をし、デイジー夫妻はシカゴからイーストエッグに移る
1921終わり頃？ ギャッツビー 、ウエストエッグに家を買う
1922年 春 ニック(29歳)東部に渡る
6月 ニック、デイジー宅を訪れる
7月頃？ ニック、トムからマートルとその夫に紹介される
7月下旬 ニック、ギャッツビーの車でニューヨークに行く。デイジー、ギャッツビー と再会する
8月 デイジー再会から3週間後、トムとデイジーがギャッツビー のパーティーに参加する。ギャッツビー 、デイジーにトムと別れるように頼む。
デイジー、ギャッツビー との関係を深める
9月 ニック、30歳になる
デイジー(23歳)がマートルをひき、マートルの夫がギャッツビー(32歳)を殺す
翌日、デイジー夫妻はイーストエッグを離れる
10月 ニック、ジョーダンに別れを告げに行く
10月下旬 ニック、ニューヨークでトムに出会う
10月下旬から11月 ニック、中西部の故郷
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1924年 ニック(32歳)、回想録を書く
