夕焼け色の記憶

翻訳した作品を中心に、オーストラリアから見て思ったことなどをつづっていきたいと思います。シドニー在住

グレート・ギャッツビー 対訳 第一章-5

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グレート・ギャッツビー 第一章-5

 それでも、人を色眼鏡で見ないという処世術は無限の希望になった。今でも、この教えに背いたら何か大事なことを忘れているような気分にちょっとなる。傲慢といえばそうなんだけど、親父が言ったとおり、そしてオレも言っちゃうけど、人間の品性の土台は、不公平にも生まれで決まってしまうもんなんだ。


Chapter 1-5  R
eserving judgments is a matter of infinite hope. I am still a little afraid of missing something if I forget that, as my father snobbishly suggested, and I snobbishly repeat, a sense of the fundamental decencies is parcelled out unequally at birth.

 

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Reserving judgements is a matter of infinite hope

 

infiniteは非常に大きな数でhope  は何かが起こるだろうという期待だから、ここでは他人を色眼鏡で見ないということは長い時間、良い方に変わってくれるように期待をかけ続けることとも取れるけど、単純に自分が生きる上での無限の希望と訳した。