2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧
When Your Pants Begin to Go - by Henry Lawson垢に汚れたえりをつけ、白くはないシャツを着て どうやって明日の晩を迎えようと 思いをめぐらせ眠れぬときは、 君は、いわばもの思いにふける、 不幸な男といえるかもしれない。 それでも、絶望の悪魔には、…
婦人会のある日の午後、ハリントン屋敷では、昼食が静かに始まっていました。ポリアンナはなんとかしてしゃべろうとしていましたが、うまくいきませんでした。どうしても口が滑って「うれしい」といってしまい、きまずくなって顔を真っ赤にしていました。こ…
Prt I http://d.hatena.ne.jp/Soraike123/20121222/1356171082Looking up Gauche miserably, the bird said “Why did you stop like that? Even the weakest cuckoo will not stop practice until bleeding from our throats.” “I don’t need your advice. I…
少女パレアナ(ポリアンナ)はフィクションであり、時代も現代とは大きく違う。しかし、人間関係が希薄になっている現代こそ、学べることもあると思う。ところで、他人を変えることはできるだろうか。できるという人もいるかもしれないが、多くの人は「でき…
八月が来ました。八月は、驚きと変化の連続でした。しかし、ナンシーはどれにも大して驚きはしませんでした。ポリアンナが来てからというもの、ナンシーは驚きと変化を心待ちにするようになっていたのです。ことの起こりは、子猫でした。 ポリアンナは、離れ…
ポリアンナがスノウ夫人を二回目に訪れたとき、病人は、暗い部屋に寝ていました。 「ポリーさんのところの女の子が来ました」ミリーが疲れた様子で告げると、ポリアンナは病人と二人で部屋に取り残されました。「あぁ、おまえさんかい?」ベッドから不機嫌な…
次に、ポリアンナがあの紳士に会ったのは、雨の日でした。それでも、ポリアンナは明るい笑顔であいさつしました。 「今日は、そんなにいい日っていえませんよね」いたずらっぽくいいました。 「毎日が雨じゃなくてよかったって思います!」 今回は、紳士は振…
ハリントン宅の食客が落ち着くまでに、それほど時間はかかりませんでした。もっとも、ポリーが当初指示したとおりではありませんでしたが。ポリアンナは、裁縫をし、音楽の練習をし、本を声を出して読み、台所でお料理を習っていたのは確かです。でも、ポリ…
Gauche the cellist Gauche was a cellist and working for a cinema theater in the town. Unfortunately his reputation as a musician was not so high, actually he was regarded as one of the poorest players in the band and the orchestra master c…
ポリーとポリアンナは、屋敷から半マイルはなれたところにある大きなお店を四、五件回るために、一時半にティモシーが操る馬車に乗りました。ポリアンナに合う新しい洋服を仕立てることは、誰にとってもそれなりに楽しいことでした。火山口の薄いふちをふら…
エレノア・ポーターの「少女・パレアナ」(ポリアンナ)の翻訳に挑戦することにした。わりと単純な文章と思ったのだけど、さすが20世紀初頭の作家、よく見れば単語が豊富。 会話が多いので、「言う」という表現に気を使っている。 murmured, announded, tr…
着いてはじめての朝、目覚めたときには、7時近くになっていました。窓は南と西を向いていましたので、朝日は見えませんでしたが、窓から澄み切った青空が見えて、その日が晴天だということがわかりました。小さな屋根裏部屋は涼しくなっており、甘くてさわ…
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「ポリアンナお嬢様、世界に誓って、いったい全体どれだけあたしを怖がらせれば気がすむんですかね」 ナンシーは息をはずませて大岩に向かって歩いていくと、ポリアンナは名残惜しそうに滑り降りてきたところでした。 「怖がらせちゃったの?まぁ、ほんとに…
ポリーは、立って姪を迎え入れようとはしませんでした。 読んでいた本から目を上げると、ナンシーと少女が応接間の入り口にやっと姿を現したとき、指の一本一本に「義務」と大きく書いてあるような手を伸ばして握手をもとめました。「ごきんげんいかが、ポリ…
電報によると、ポリアンナがベルディングスビルに到着する日は6月25日の4時で、いよいよ翌日に迫ってきました。ポリーは顔をしかめて電報を読み、階段をのぼって屋根裏部屋に行ってみました。顔もしかめっつらでしたが、内心でもいまいましく思っていま…
屋根裏の小部屋で、ナンシーは隅々にまで目を配りながら、床を掃き、ほこりをはらうことに忙しく働いていました。ほこりをただはらうだけではなく、仕事を元気よくこなしていけば、気が休まったのです。ナンシーは、女主人にはびくびくしていますが、根っか…
ポリアンナ エレナ・ポーター作 SoRaJune 訳ある6月の朝、ポリー・ハリントンが、急ぎ足で台所に入ってきました。ポリーは普段、決して急がないのです。内心、自分の落ち着いたものごしを誇りにしていました。でも、今日は、いつになく、急いでいたのでした…
これは、ぼくにとってせかいでいちばんいとおしくて、かなしいけしきだ。まえにでてきたのとおなじだけど、こころにやきつけてほしくて、もういちどかいた。あのちいさなおうじさまが、すがたをあらわして、きえていったばしょだから。いつかアフリカのさば…
それから、6ねんたった・・・ このはなしは、だれにもしたことがない。ぼくがぶじにもどって、いきてかえったことをみんながよろこんでくれた。かなしかったんだけど「つかれた」とだけいった。 いまは、かなしみもすこしいえてきた。ぜんぶじゃないけど。お…
おうじさまはすわりこんだ。こわかったのだ。そして、またいった。 「わかるよね、ぼくのはなは・・・ぼくがまもってあげないと、いけないんだ。あのはなは、ほんとにかよわい!せかいをしらないんだ!やくにたたない4ほんのトゲで、じぶんのみをまもろうと…
そのばん、おうじさまが、でかけていったのにきづかなかった。だまっていってしまったのだ。 やっとおいついたとき、おうじさまは、ひとりでしっかりしたあしどりであるいていた。 「あぁ!きたんだ・・・」 おうじさまは、ぼくのてをとって、こまったような…
いどのわきには、こわれかかったいしがきがあった。つぎのひのよる、しごとをおえてそのばしょにもどると、ちいさなおうじさまが、いしがきのてっぺんに、すわっているのがみえた。おうじさまが、あしをぶらぶらさせながらこういっているのがきこえた。 「お…
ちいさなおうじさまはいった。「ひとは、とっきゅうれっしゃをつくりながら、なにをさがしているかがわからないんだ。だから、いそいででかけていって、こうふんして、ぐるぐる、ぐるぐるまわってる・・・」 それからまたつけくわえた。 「そんなにむずかし…
さばくでじこにあってから、ようかめのことだった。その、しょうばいにんのはなしをきいていたとき、てもとにあるみずがおしまいになった。 「あぁ!」ぼくはちいさなおうじさまにった。「きみのおもいでばなしは、かわいらしいね。でも、まだひこうきのしゅ…
「こんにちは」ちいさなおうじさまはいった。 「こんにちは」しょうばいにんはいった。このしょうばいにんは、のどのかわきをいやす、くすりをうっていた。いっしゅうかんに、ひとつぶのむだけで、のみものはなにもほしくなくなるのだ。「なにをうっておられ…
「こんにちは」ちいさなおうじさまはいった。 「こんにちは」せんろこうかんしゅはこたえた。 「ここで、なにをなさっているんですか?」おうじさまはたずねた。 「りょこうしゃを、1000にんずつにわけているのさ」せんろこうかんしゅしはいった。「りょ…
キツネがあらわれたのは、ちょうどそのときだった。 「こんにちは」キツネがいった。 「こんにちは」ちいさなおうじさまは、ていねいにいった。でもふりかえっても、なにもみえなかった。 「ぼくは、ここだよ」そのこえはいった。 「りんごのきのしたさ」 「…
それから、すなといわとゆきのあいだを、ずいぶんながらくあるいて、やっとちいさなおうじさまは、みちにでた。みちはぜんぶ、ひとのすむところにつながっている。 「こんにちは」とおうじさまはいった。 いちめんに、バラのはながさいている、にわのまえに…
それから、ちいさなおうじさまは、たかいやまにのぼってみた。それまでは、ひざぐらいのたかさのかざんしか、しらなかった。ひがきえたかざんは、こしかけにつかっていた。「これだけ、たかいやまにのぼれば、ほしぜんたいがみわたせて、ひとが、みんなみえ…